黒湯と池上七福神巡り
東京都大田区の池上は池上本門寺を中心に歴史ある寺院が多く点在し7つの寺院を巡る池上七福神巡りでも有名。今日は七福神を巡りながら黒湯体験の日帰りウォーキングを紹介する。
<今回のコース>
池上駅→<①曹禅寺>→【
桜館】→<②微妙庵>→<③馬頭観音堂>→【
久松温泉】→<④厳定院>→<⑤本成院>→<⑥妙見堂>→<⑦養源寺>→池上本門寺→池上駅→蓮沼駅→【
大田黒湯温泉 第二日の出湯】→中延駅→【中延温泉 松の湯】
【黒湯とは】
黒湯と呼ばれる温泉は、フミン酸などの植物性の有機質を含んだ温泉のことでモール泉ともいう。有機物が含まれることによって透明度の低い(10cm程度)黒褐色の湯となる。療養泉における泉質の分類上は、炭酸水素塩泉や塩化物泉等に該当する。
旅の起点は東急池上線池上駅。本門寺への参拝客で賑わいを見せる。
味わいのある駅舎にはレトロなベンチが今も残る。
池上駅から踏切を渡り徒歩5分ほどの①曹禅寺へと向かう。本堂脇に布袋尊が祀られている。スタンプ用の色紙を購入しよう(500円)。
曹禅寺からほど近くに
桜館がある。「壱の湯」「弐の湯」があり半月ごと(1日~14日は女性が壱の湯、15日~月末は男性が壱の湯)に入れ替わる。「壱の湯」には最上階に展望露天風呂があり空を見ながらゆっくりと温泉を楽しむ事ができる。「弐の湯」の半露天風呂もまた心地よい。2Fには飲食フロアを併設する。
①住所/大田区池上6-35-5
②電話/03-3754-2637
③営業時間/12:00~25:00 土日祝は10:00~25:00
④定休日/なし
⑤駐車場/6台
⑥その他/東急池上線「池上」駅から徒歩6分
⑦泉質/ナトリウム-炭酸水素塩冷鉱泉
再び踏切へ戻り2か所目の②微妙庵(毘沙門天)へ。
七福神巡り3か所目は池上警察の真裏手にある③馬頭観世音(大黒天)。境内は人気もなくひっそりと佇む。数匹の猫がお出迎え。
1956年創業の
久松温泉。「月例らくご温泉」(毎月第4土曜日11:00~12:00 1,500円)でも知られる。熱めに設定された黒湯に一気に汗が吹き出す。
黒湯に因んだ黒湯サイダーで水分補給。
①住所/大田区池上3-31-16
②電話/03-3751-0119
③営業時間/10:00~24:00
④定休日/火曜
⑤駐車場/
⑥その他/東急池上線「池上」駅から徒歩3分
⑦泉質/ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉・アルカリ性冷鉱泉
4か所目は④養源寺(恵比須様)。久松温泉からそのまま徒歩で本門寺方面へと向かう。
長い階段を上ると⑤妙見堂(寿老人)がある。
⑥大成寺(福禄寿)は本門寺の手前に位置する。
七福神巡り最後は⑦厳定院(弁財天)
そして池上本門寺へ。池上本門寺は、日蓮聖人が入滅(1282年)された霊跡。
池上本門寺の公式ページは
こちら。
せっかくだからもう少し黒湯を楽しむ事とする。池上駅からお隣の蓮沼駅へ移動し
大田黒湯温泉第二日の出湯へ立ち寄る。
1956年創業、湯上り後には脱衣所から縁側に出れ池のある中庭を眺めることができる。庭に面した露天風呂があり半月ごと(男湯:毎月16日~末日、女湯: 毎月1日~15日)に入れ替わる。
①住所/大田区西蒲田6-5-17
②電話/03-3731-7761
③営業時間/15:00~23:30
④定休日/水曜
⑤駐車場/
⑥その他/東急池上線「蓮沼」駅から徒歩10分
⑦泉質/ナトリウム-炭酸水素塩・冷鉱泉
大井町線へ乗り換えて中延駅へ。ここ松の湯は無色澄明のメタケイ酸。露天風呂は庭園岩風呂と檜風呂があり、1週間ごとに入れ替わる。
湯上り後に昔懐かしいビンラムネで乾杯。大田区、品川区はまさに黒湯天国である。
①住所/大田区西蒲田6-5-17
②電話/03-3731-7761
③営業時間/15:00~23:30
④定休日/水曜
⑤駐車場/
⑥その他/東急池上線「蓮沼」駅から徒歩10分
⑦泉質/ナトリウム-炭酸水素塩・冷鉱泉
大田浴場連合会のHPは
こちら。
品川区浴場組合のHPは
こちら。
(訪問日:2016/4/23)
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