下諏訪温泉 旦過の湯(たんがのゆ)
本日のご紹介は、下諏訪温泉の旦過の湯です。
「旦過」を辞書で調べてみると、「禅宗で、行脚僧(あんぎやそう)が宿泊すること。」だそうです。
パンフレットには「鎌倉時代、慈雲寺を訪れる大勢の修行僧のために建てられた旦過寮のお湯。温度は非常に高く、切傷によく効くということで昔、戦いで傷ついた武士がよく入浴したそうである」とあります。
それでは地元の方々が認める高温泉「旦過」へ、さっそくお邪魔することとしましょう。
こちらが外観です。
旦過の湯は中山道の街並みに溶け込んでいます。
隣接して駐車場があります。
施設の前手には今井邦子文学館があります。
のれんをくぐり、いよいよ入湯です。果たして、高温泉を制覇することができるでしょうか。。。
自販機で入浴券を購入し、受付へ渡します。受付の方も親切で、「お湯は熱いですよ。手前(の湯舟)がちょっとぬるめで・・・」と、いろいろお聞きしてしまいました」
浴槽は2つ、手前(写真左)が少しぬるめ(1度くらいの差のようですが)、獅子の湯口のほうが、高度なお湯です。
午前のほうが高いそうで、48度はあるそうです。ちなみに彦摩呂も根性出して入りましたが、20秒ほどが限界です。それでも、3回くらいは入ったり出たりしたでしょうか。
湯口は「
新湯」と同様な獅子です。
室内には明るい日ざしが差し込んでいました。「旦過」を堪能し、このような施設を提供いただける方々に感謝します。
脱衣所でお話ししたご老人は「80年通っている、草津と並んで日本一熱い湯だ。入ったら一日ポカポカするよ」とおっしゃていたのが印象的です。もちろん源泉掛け流しです。
ところで、この名泉が湧き出る「旦過第1号源湯、旦過第2号源湯」はどこか?・・・実は施設の隣にあるのです。
【場所】長野県諏訪郡下諏訪町3442
【電話】0266-28-0823
【開館時間】午前5:30~22:00
【休館日】なし
【入館料】大人220円 子供110円
【温泉の成分】
1.源泉名/混合泉(旦過第1号源湯60L、旦過第2号源湯380L)
2.泉質/ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉(アルカリ性低張性高温泉)
3.泉温/56.0度C(気温34度)
4.湧出量/-リットル/分
5.知覚的試験/ほとんど無色澄明、苦味、塩味、わずかに微硫化水素塩を有す。
6.引湯方法/パイプ給湯
7.給湯方式/源泉かけ流し
8.加水/してません
9.加温/してません
10.入浴剤・殺菌剤/入れてません
【交通】
国道20号線の「大社通り」信号より大社通り八幡坂を諏訪大社下社秋宮方面へ上り、旧中山道分岐へ下ったところ右手。
旧中山道湯田坂「今井邦子文学館」の前です。
(訪問日:平成22年11月19日)
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