崖の湯温泉 山七(やましち)
本日のご紹介は崖の湯温泉「山七」です。
崖の湯温泉は松本市の南端、高ボッチ高原の中腹に位置する。
鎌倉時代に山腹が崩れて霊湯が湧き出した、と言われています。また、昔から薬湯として名高く、リュウマチや神経痛に特に効能があり、「神経痛なら崖へ行け」と地元では言われるほどです。山七のパンフレットには、「もともと、病み猿が入浴しているのを見つけたもの。・・・」とある。
また、この宿は若山牧水の夫人・喜志子先生がこよなく当地を愛し、昭和28年から晩年まで1年間の内半分を逗留し、創作活動の為に過ごしたことでも、知られています。館入口の右側には若山喜志子の歌碑がある。
こちらが外観、貴志子が逗留した旧館の建物も、そのまま残されている。
それでは、さっそく入湯。
温泉は明ばん泉で神経痛、婦人病、リウマチ、胃腸病に効き目がある。
ところで、この明ばん泉とは?
・・・明ばんは硫酸塩泉の一種でアルミニウム-硫酸塩泉(硫酸アルミニウム)をさし、眼病にも効果があることから『目の湯』ともいわれる。(抜粋)
湯量は豊富。
カランは4つほどではあるが、シャワーが利用できる。
ロビーに掛かっていた昔の写真、創業は100年になるという。
【付近の散策】
付近には平安時代に創建された名刹「牛伏寺」(ごふくじ)があり、時間があれば立ち寄りたい。
厄除祈願の殿堂として、広く県内外で知られ、特に1月の成人に日を中心とする「厄除縁日大祭」は、県下最大の規模を持ち、例年10万余の参詣者が訪れる。(牛伏寺のパンフより一部抜粋)
【場所】長野県松本市内田6114-252
【電話】0263-58-2162
【入浴時間】-
【休館日】-
【入館料】大人600円
【温泉の成分】
1.源泉名/崖の湯源泉
2.泉質/カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩冷鉱泉(中性低張性冷鉱泉)
3.泉温/12.8度C(気温13度)
4.湧出量/-/分
5.知覚的試験/ほとんど無色澄明、苦味を有す。
6.引湯方法/不明
7.給湯方式/不明(循環ろ過装置使用と思われる)
8.加水/不明
9.加温/不明(表記はないが加温有りと思われる)
10.入浴剤・殺菌剤/不明
【交通】
県道63号線より崖の湯方面へ、通称「高ボッチスカイライン」を上がる。村井駅からは車で6kmほどの距離。
山七HP⇒
こちら。
牛伏寺HP⇒
こちら。
(訪問日:平成23年1月22日)
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