美ヶ原温泉 御宿 石川(石川湯宿)
今日は美ヶ原温泉の「御宿 石川」を紹介します。
創業は慶長5年(1600年)という歴史あるお宿。この頃何があったかというと「関ヶ原の戦い」があった年で、今から410年以上前のことになる。宿泊は1日3組限定で、建物は決して狭い訳でもなく、ゆとりを持った雰囲気の“おもてなし重視”の宿といった感じだ。部屋は2部屋続き、内湯は2つあるがどちらも貸切で利用できる。パンフレットには「藩主石川数正の子孫として、十六代に渡り、湯主と御宿を続けてきました。」とある。(石川数正は1950年に豊臣秀吉の命で江戸を見張る拠点の1つとして松本に配された人物)
こちらが外観。なまこ壁のどことなく歴史の風格漂う建物だ。
とはいえ、今回の目的は何といっても源泉掛け流し(加水なし、殺菌剤なし)の温泉ということで、さっそく入湯。大きすぎない湯船に豊富な源泉が常に流れ落ち、鮮度の良さを感じさせる。
湯口には石川家の家紋「笹竜胆」(ささりんどう)がある。厳粛な気持ちで湯を戴こう。
湯の外は雑木林と土蔵の素朴な味わい。
もう1つの内湯。外は眺められないが、お湯は確かだ。
【場所】長野県松本市里山辺269-1
【電話】0263-32-4599
【開館時間】宿泊のみ
【休館日】-
【入館料】-
【温泉の成分】
1.源泉名/混合泉(第2,3,4,5源泉の混合泉)
2.泉質/アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
3.泉温/42.2度(気温27度)
4.湧出量/-
5.知覚的試験/ほとんど無色澄明、微苦味を有す
6.引湯方法/パイプ送湯
7.給湯方式/貯湯槽を設置して利用
8.加水/していません。
9.加温/しています。(冬期間のみ)
10.入浴剤・殺菌剤/入れてません。
【交通】
松本(あがたの森)方面からは通称「やまびこ道路」にて、桜橋東信号を右折し、道なりに進むところY字交差(惣社信号)を左方向へ進むこと、美ヶ原温泉へ。お目当ての「御宿石川」は「白糸通り」沿い(湯の原地区)にある。
御宿石川のHPは
こちら。
美ヶ原温泉旅館協同組合のHPは
こちら。
(平成23年11月)
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